住まい探し情報

早めの行動と情報収集がカギ

いい物件から埋まっていく

「ギリギリでも希望の物件が簡単に見つかる」と甘く考えるのは禁物。いい物件から埋まっていくのはお部屋探しの常識だ。特に学生向けの物件は、先に合格が決まる推薦入学・編入学の新入生、さらに前期・後期の各日程の新入生と、かなり早い時期から住まい探しが始まる。また、在校生の住み替えや自宅通学からの切り替えといった需要も結構多い。

物件の空室情報は、すでに空いているものの他に現入居者の卒業予定などによってひんぱんに変動するので、必ずしも先に探せる在校生が有利とはいえないが、本誌でしっかり情報収集して、早い段階から準備をすすめていけば、いい物件を見つけられる可能性は格段にアップするぞ。

物件探しは情報収集と住まいへの希望の整理

物件探しは情報収集と何よりも「住まいに何を求めるのか」の整理が大切。また、むやみに早くから部屋探しを始めればよいというものでもない。

住まいに何を求めるかの優先順位を明確にしていないと、生協に来てもなかなか見学したい物件が決まらなかったり、見学にも無駄な時間を過ごすことになる。家賃の幅は?その幅の中で何を重点にするのか(大学からの距離が第一優先、バストイレ別は第二優先、家電付は第三優先など・・・)を整理しておくことが大切だ。

探す時期は早めに探すほうがいいのはもちろんだが、早すぎても卒業予定者が確定していなかったり、家主が情報を十分把握できていなかったりして不十分な情報の中で探さなければならないことになる。空き予定情報は1月から2月ごろにもっとも多く出てくるのでそのころ探すのがおすすめだ。

学生アパート探しのココに注意

お部屋探しのときに、新築でないかぎり、たいてい3月末退室予定の在校生がまだ入居しており、プライバシーの関係上、部屋の中を見られない場合が多い(もちろん入居者のご好意で見せていただける場合もある)。実際の部屋が見られないと不安な点も多いが、間取り図を参考にしながら、じっくりと住まいのプランを立ててみよう。

医学部の方は、例年通りであれば、1年生の時は週3日は荒牧で授業を受け、残り2日と2年生以上の講義はすべては昭和での受講・研修となる。荒牧キャンパスと昭和キャンパスの距離は約3km、徒歩約35分。そのため荒牧と昭和の間で探される方と最初から昭和キャンパス付近に住む方がいる。

理工学部の方は、1年生の時は荒牧キャンパス、2年生から桐生キャンパスで学ぶことになる。荒牧キャンパス付近から桐生キャンパスに通うことはほぼ不可能なので2年生になったら全員桐生に住み替える。5月から6月にかけて生協主催で「アパート相談桐生セミナー」を開催するのでセミナーに出席して住まい探しを始めよう。セミナー開催日は生協から案内が届くので見逃さないようにしよう!!

アパート・マンションの基礎知識

アパートとマンションの違い

日本ではアパートとマンションの違いはほとんどなく、構造上の違いで区別されている。不動産の世界では、アパートは木造または軽量鉄骨構造、マンションは重鉄骨構造の共同住宅物件を指す。

構造の種類

群大生が暮らす部屋はだいたい以下の3つのタイプに分かれ、それぞれ特徴がある。


バス・トイレ独立型

家賃30,000~60,000円程度

生活に必要なスペースがすべて独立したタイプ。多くが6~8畳の居間に台所、バス、トイレという間取りだが、二部屋あるタイプも。風呂とトイレが別々になった独立型は家賃も若干高め。

バス・トイレ一体型/独立型の物件を見てみる


バス・トイレ一体型

家賃20,000~30,000円程度

バストイレ独立型と部屋の構成は同じ。唯一違うのは風呂・トイレ・洗面台の3点が一体のユニットバスになっている。ビジネスホテルをイメージするとわかりやすい。バス・トイレ独立型に比べ家賃が低いところが魅力。

バス・トイレ共用型の物件を見てみる


バス・トイレ共用型(食事有・なし)

家賃50,000~70,000円程度(平日朝・夕食付、食事代込)

家賃10,000円~15,000円(食事なし)

昔ながらのいわゆる下宿タイプ。お部屋は6~8畳の個室で、それ以外のスペースは基本的に共用となる。そのため設備利用に時間調整も必要となり、自然と入居者同士の交流が多くなるのが特徴。食事つき物件では、平日朝夕の2食(一部夕食のみ)を大家さんが作ってくれる。自炊に自信がない人にはぴったり。また入居者や大家さんと家族同然でつきあえるあたたかさもある。最近は物件数がたいへん少ない。

食事付きの物件を見てみる